失想ワアド 解釈

解釈

失想ワアドの歌ってみたの感想が書きたい!という思いで原曲理解を進め記事を書いたところ思った以上に長文となってしまったため、解釈で1記事を書かせていただきました。

今回解釈を書くきっかけとなった超望リオさんの歌ってみたの感想記事は以下にまとめておりますので併せてお読みいただけますと幸いです。

さて「失想ワアド」メカクシ団団長のキドの楽曲となります。

ちなみに…この曲について全然知らなかったので楽曲に関連する小説「カゲロウデイズ VII -from the darkness- 」を買って読みました~★

Screenshot

小説の内容にも少し触れつつ、楽曲の解釈を書いていきます。

注意点として本記事は小説のネタバレを多大に含みますため、事前にご了承くださいますようお願いいたします。

キドについて

キドについてどのような印象がありますか?

団長!クールビューティ!目を隠す能力!パーカー!メカクシ完了!カノキド!

といった感じでしょうか。「失想ワアド」はそんなキドの幼少期のお話となります。

セト、カノと一緒だった孤児院に入る前の話です。

キドの父親の会社が経営不振になりヤケになった父親が家に火を放ち、姉と共にカゲロウデイズに吞み込まれたんでしょ?って思った人いたら、かなり理解度深くてすごいと思います!

キドの過去①

もう1つ質問、キドの本名はご存じでしょうか。

正解は「木戸つぼみ」です。キドは苗字から来ているんですね~かわいい♪♪

ちょっと明確に分けるために「つぼみちゃん」って呼びますね。やめて、警察呼ばないで!!!

つぼみちゃんは元々、父親のことは知らずに母子家庭で育ったのですが、幼いころにお母さんが亡くなってしまいました。

お母さんの葬儀に参加していた父親に経済的な理由で引き取られ裕福な家の次女になりましたが、父親の不倫相手の子供という立場から、つぼみちゃんは他の家族や使用人からは浮いた存在となっていました。

それは「消えてしまいたい」と思えるほどに。

そんな中、家族で唯一優しくしてくれたのが腹違いの姉である「木戸 凛」でした。

「木戸 凛」は文武両道、才色兼備、とても優しく聡明で厳しくもあるお姉ちゃんでした。

そんな姉に対して、つぼみちゃんは幼少期から他人とのコミュニケーションが希薄だったからか自己嫌悪に塗れ、上手く話したり気持ちを伝えることも出来ないような少女でした。

失想ワアド 1番

失想ワアドの1番は今まで話したつぼみちゃんの自己嫌悪からくる歌詞が多いです。

庭のハナミズキは綺麗で ただ羨ましくて見ていた

それに引き換えたなら私は 本当、ダメな子だ

このまま いなくなれたら

上記は1番Bメロの歌詞です。ハナミズキの花言葉に「想いを受け取ってください」がありますが、想いを伝えられるハナミズキに対して、つぼみちゃん自身は周りの人に何も伝えられない、このままいなくなりたいと悩んでいます。

つぼみのままで枯れてく 未来に言葉見つからない

1番サビの中盤の歌詞です。

つぼみという名前は「どんな可憐な花にでもなれる、沢山の可能性を秘めている」という理由から付けられたのですが、つぼみちゃん自身は花開くことなく枯れていくと思ってしまっているようですね。

自分で自分を変えたいとは思っているけれど、なかなか出来ずに苦しんでいる様子が伝わってきます。

キドの過去②

そんなつぼみちゃんに対して姉である「木戸 凛」は心を開けるように優しく接してくれます。

姉のことを信じ、少しずつながらも変わっていくつぼみちゃん。

ただし、「優秀な姉」と比較してしまってやっぱり住む世界が違うんだとも感じてしまっているようです。

事件が起こったのは姉と出かけた後のこと。狂気に塗れた父親に家の地下牢で監禁されてしまいます。※父が狂った理由はまた長くなるので割愛させていただきます。

姉が父に殺される一歩手前でつぼみちゃんが父を殺して救い出しますが、父は家に火を放っており姉とつぼみちゃんは火の海に巻き込まれ亡くなってしまいます。

そこでカゲロウデイズに接触し、カゲロウデイズを作ったメデューサであるアザミにも会います。

姉を亡くしてしまったこと、父を殺してしまったこと、辛い過去に対してアザミは「目を隠す能力」には記憶を消す能力もあることを伝えます。

父を殺してしまったこと、アザミとあったことの記憶を消してつぼみちゃんは元の世界へと帰ります。

その際に姉の死体は見つかっておりません。

その後、孤児院に引き取られ同じ目の能力を持つセトとカノに出会います。

失想ワアド 2番

「キドの過去②」で話した内容は失想ワアドの2番および間奏で表現されていると考えています。

凛と咲いた声で笑えるような人がいて

花のような言葉を交わす

2番のはじめの歌詞ですが「木戸 凛」のことを言っており、姉と話をしている時間をとても嬉しく思っているように感じられます。

鏡の中から途端に責める声

「・・・私にはできないんだよ ごめんね」

続きの歌詞ですが、それでもまだ自己嫌悪はあって、つぼみちゃんは鏡の中の自分(=心の中の自分)が自分を否定しています。

2番のサビについては歌詞上での場面考察が難しいのですが、序盤の「部屋の隅で 泣いている」の動画が燃えているようになっているところ。その後、燃えた紙が映っているところで父との一件も含めて表現していると考えています。

2番後の間奏では曲中の今までの映像が流れますが、これはカゲロウデイズが死因となったシーンを繰り返し見せるところから来ていると考えています。

間奏の最後には花が切れるシーンが一瞬入るのですが、これは姉の「木戸 凛」が亡くなったことを示していると思っています。

失想ワアド 落ちサビ

つぼみちゃんはキドに成長します。お帰りキド。

先ほど失った一輪の花、つぼみちゃんにとっては唯一の花でしたが、その後たどり着いた未来ではメカクシ団のキドとして各メンバーから花をもらいます。

そこには自己嫌悪に塗れたつぼみちゃんはもういなくて、みんなが思うかっこよくて、クールで、ちょっと抜けているけれど頼りがいがあるキドがいます。

心身ともに大きく成長して変わったキドですが、自分のことを大切に想ってくれた姉のようになりたいという憧れ気持ちは変わらず胸に抱えています。

失想ワアド ラスサビ

ラスサビの前半はみんなの知るキドの姿ですが、後半はさらに成長して大人になったキドが出てきます。

目が冴える蛇(ラスボス)を打倒し平和が訪れた世界線かと思います。

今日もまた一輪、映える

鏡の中 咲いた花に「おはよう」を返したら

最後の歌詞ですが、一輪は「木戸 凛」の凛とダブルミーニングになっていると思っていて、キドの心の中で「木戸 凛」は生き続けている、自身の心の中も含めて好きでいられている様子を描いていると思っています。

つぼみ(自分)が花開き、咲いた姿はどんな姿だったのでしょうか。

さいごに

冒頭でもお話させていただきましたが、こちらは超望リオさんの歌ってみた感想にあたり書かせていただいた記事となります。

少しでも気になった方は歌ってみたの感想も併せてお読みいただけますと幸いです🌟

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